左官工事とは?

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皆様は『左官工事』をご存じでしょうか?

左官工事とは、土やモルタル・プラスタ・漆喰などを、主にコテを使って壁や床の下地を作り、

表面部分の仕上げまでを行なっていく工事です。

具体的な作業としましては、大きく分けると「下地造り」と「仕上げ塗り」の二種類になります。

建築物の表面部分を塗って仕上げるというイメージを持つ方が多いですが、

実際には基礎となる下地造りのために行われることが多いです。

簡単にご紹介していきます。

下地造り

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上記にもあるように、左官工事の作業の大半は壁や床の基礎となる下地造りが多くを占めます。

ほとんど表には出ないものの、この工程がなければ壁や床の基礎が成り立たなくなってしまいます。

そして、下地造りには床や壁の耐久性を高める重要な役割があります。

壁や床の仕上がりを左右する重要なポイントになっており、表面部分の仕上げにどれだけ良い材料を使っても、下地の出来が良くないと、ひび割れなどが生じてしまいます。

仕上げ塗り

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仕上げ塗りは、壁などの表面を塗って仕上げる作業です。

土壁や漆喰壁の場合は、下地を造った後で中塗りを重ね、最後に漆喰や珪藻土を使って上塗りを行い、表面全体を仕上げていきます。

コテの動いた跡がそのまま壁の模様として使われることもあり、職人の技術と芸術性が光る仕上げになります。

最近では、漆喰や珪藻土といった自然素材や、新材料のモールテックスが仕上げ材として脚光を浴びています。

なぜ左官工事が必要なのか

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今までご紹介してきた内容で分かる通り、建物を造る上で左官工事は非常に重要な役割を果たしています。

昔から行なわれている伝統的な工事の一つですが、時代が変わってもその重要性は変わりません。

建物の耐久性を上げたり、壁や床を美しく仕上げる芸術性、コテの使い方によって変わる風合いや繊細さは、日本の文化として今後も残っていくことでしょう。

伝統と”いま”を掛け合わせる

私達、『希工業』が左官工事の更なる発展と重要性を広めてまいります。