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第20回左官工事雑学講座
皆さんこんにちは！
希工業、更新担当の中西です。
目次
～左官工事の魅力と難しさ～
左官工事は、最後に壁や床をつくりあげる“仕上げの仕事”。
しかし同時に、建物を守る防水性・強度・耐久性にも深く関わる、
非常に重要な技術職です。
建物の完成度は、
左官の仕上げひとつで大きく変わります。
今回は、デザイン左官・土間工事・外壁仕上げ・店舗施工・左官の道具・職人のこだわり などを詳しく紹介します。
■ ◆ 左官の魅力は「手仕事の美しさ」にある✨
左官仕事は、すべてが手作業で完成します。
そのため、ひとつとして同じ表情の壁はありません。
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鏝の動き
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塗り重ね
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水引きのタイミング
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仕上げ方法
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照明による影の出方
これらが複雑に絡み合い、唯一無二の壁が生まれます。
その“手仕事ならではの味”に魅了され、
近年はデザイン左官の需要が非常に高まっています。
■ ◆ デザイン左官とは？個性を表現できる仕上げの世界🎨
店舗や住宅で人気のデザイン左官。
代表的な仕上げ👇
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モルタル調仕上げ
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洗い出し仕上げ
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押さえ仕上げ
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ラフ塗り
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パターン塗り（波模様・ストライプなど）
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コテ跡をあえて残すデザイン
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つや消し・つやありの質感調整
左官は“質感をつくる仕事”。
同じ材料でも職人の腕で仕上がりが全く違います。
■ ◆ 土間工事（コンクリート仕上げ）は左官の真骨頂🧱
土間コンクリートはシンプルに見えて、
実は非常に奥が深い工事です。
● 打設
生コンの品質管理
流動性
打設スピード
均し（ならし）の技術
● 押さえ
コンクリートが固まり始める“絶妙なタイミング”で鏝で押さえる。
早すぎると水分が上がり過ぎて割れる。
遅すぎると硬くなり仕上がらない。
まさに秒単位の勝負。
● 養生
コンクリートは乾燥が早いと割れるため、
散水やシートでの養生が必須。
■ ◆ 外壁左官は“建物の顔”をつくる仕事🏠✨
外壁の左官仕上げは、建物の印象を決める大切な仕上げです。
外壁でよく使われる材料👇
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モルタル
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ジョリパット
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タイル下地のモルタル
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吹付け仕上げ
外壁は雨・紫外線・風の影響を大きく受けるため、
強度・防水性・仕上げの均一性が特に重要。
■ ◆ 左官の道具は職人の「相棒」🛠️✨
左官職人は、数十種類の鏝を使い分けます。
● 鋼製鏝
仕上げの精度が高い
細かい動きに対応
● ステンレス鏝
錆びない
軽くて扱いやすい
初心者にも扱いやすい
● 土間鏝
広い床面の押さえに使用
● 角鏝
角を綺麗に出すための専用鏝
● 中塗り鏝
厚みを均等にするための鏝
鏝の角度・しなり・長さ・重さ……
すべてが職人の好みであり、
道具は“職人の体の一部”と言われるほど重要です。
■ ◆ 左官工事の難しさは「環境の変化を読み取る」こと🌦️
左官は材料だけでなく、
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気温
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湿度
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風の強さ
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日当たり
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下地の状態
これらの微妙な違いで仕上がりが大きく変わる世界。
例えば夏。
乾きが早いため、いつもの手順では間に合わない。
冬。
乾かないため、押さえのタイミングが大幅にズレる。
左官は“現場の空気を読む技術”が必要なのです。
■ ◆ 左官は「建築の最後を締める仕事」としての誇りがある✨
左官工事は仕上げの最終段階であることが多く、
空間の印象を決める責任のあるポジション。
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壁が美しければ空間が締まる
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土間の仕上がりで店舗の雰囲気が決まる
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漆喰で空気が変わる
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モルタルでスタイリッシュな空間ができる
つまり左官は“建築の空気”をつくる仕事でもあります。
■ ◆ 左官の仕事はこれからも需要が増える理由📈
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店舗デザインの多様化
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モルタル調仕上げの流行
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伝統工法の見直し
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メンテナンス需要の増加
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新築住宅の左官仕上げブーム
左官はAIや機械では再現できない“手の技術”です。
だからこそ価値が高まり続けています。
■ ◆ まとめ
左官工事は、建築を美しく仕上げるための重要な仕事。
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デザイン左官
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土間
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外壁
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漆喰
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モルタル
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パターン仕上げ
さまざまな材料と技術があり、
全てが職人の経験と感性で成り立っています。
左官は、建物の表情と空間の質を決める“建築のアーティスト”たちです。
希工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です！
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